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ライフ・オン・マーズのmayaのネタバレレビュー・内容・結末

ライフ・オン・マーズ(2018年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

どうあがいても強力3班のことを愛してしまうので、ラスト3話で情緒がぐちゃぐちゃになる。
ハッピーエンドではあるんだけど、4人はやっぱりあの時死んでいて、テジュは新聞か何かで見た潜在記憶が作り出した世界で4人と家族になって、現実を捨ててその世界で幸せになる事を選んだ、と解釈すると、テジュが4人を助けた世界線の物語は、テジュと3班4人の「優しい嘘の世界」になる訳で、ワンハリと同じ切なさで感情が本当にめちゃくちゃになる。しかも「様々な出来事を経て愛してしまった人たちは、現実では30年も前に殺されていた」という時かけモノならではの辛さで、調書を捲るシーンでテジュと全く同じ表情になってしまった。4人の運命が分かってから、現代パートでテジュが4人の幻を何度も側に感じるのが切なくて仕方ない。彼らは幻にしては愛しすぎるんだもの...。そう思って観れば、捜査や救出劇の「劇っぽさ」が意図された演出のように思えて、テジュがあの世界で幸せになっても、現実世界では4人が30年前に殺された事実は変わらないんだろうなぁと思うと、本作はあんなにコメディ調にもかかわらず、すごく切なくてやるせない物語に感じられる。
続き物なんですよね、、頼むから、、責任を取ってくれぇ、、、
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