デザイナー 渋井直人の休日のにくそんのネタバレレビュー・内容・結末

見ごこち抜群。雑誌やCDジャケットをデザインする渋井さん、おしゃれなんだけど、ちょっとダサい面も持っていて、失敗がいつもかわいかった。オフに仕事の話はしない人でいるつもりが、好みの女性の前で著名人との仕事をひけらかしちゃったり、またそういうことした後で落ち込んじゃったりするの、すごくわかる。そのダサさには心当たりがある。

私にとって一番の見どころはアシスタントの杉浦くん（岡山天音）との関係。杉浦くんは渋井さんの下心（を隠せていないところ）なんかは小バカにしつつ、仕事ぶりは本気で尊敬しているし、渋井さんの人のよさも好きで常に心配している。渋井さんもまた杉浦くんのキャリアはもちろん恋愛とか人生もうまくいくといいって当たり前に思いやって手助けしようとする。若い男子とおじさんの、ラブでもいがみ合うでもない、こんな幸せな関係があるんだと思ってほっこりした。

恋多き渋井さんの前に現れては消えていく女性たちがまた魅力的。池田エライザが歌って臼田あさ美がほろ酔いで黒木華がちっちゃいピースする深夜ドラマってなんなのか。

ITオンチじじいと風船クレプトマニア女子と4人で最後にはドリームチームみたいになる展開、ベタだけど爽快だった。オープニングもエンディングも選曲しっくりきてて、毎週頭からしっぽまで楽しかった。またこんなのやってほしい。