みさりん

点と線のみさりんのレビュー・感想・評価

点と線(2007年製作のドラマ)
3.8
テレビ朝日にて視聴
松本清張生誕110年記念
テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選(4週連続の1作目)

昭和32年、博多郊外の香椎海岸で男女の遺体が見つかる事から物語は始まる。

鹿児島本線の博多駅から四駅手前の香椎(かしい)駅で降りたと思われるその男女は、海岸の岩場に並んで横たわり腹上できれいに手を組み、衣服に乱れは無く、遺体のそばには青酸カリ入りの飲みかけのオレンジジュースの瓶が転がっていた。

所轄の博多東警察署による現場検証では、二人は共に納得ずくの青酸カリによる心中で間違いないと見立てていたが、博多東署に届いた遺品を調べていたベテラン刑事の鳥飼重太郎(ビートたけし)は、男の背広から出てきた本人とおぼしき産業建設省課長補佐 佐山憲一 (大浦龍宇一)という名刺、赤坂の「料亭 小雪」の中居 “お時”(原沙知絵)の名刺、東京-博多を結ぶ寝台列車“あさかぜ”の食堂車の1人分の夕食代の伝票などを見て違和感を覚える。。

その頃世間では、東京オリンピックを控え高速道路建設の受注で産業建設省大臣の汚職が取り沙汰されテレビや新聞を賑わせていた。

東京で産建省の汚職事件を追っていた警視庁の刑事 三原紀一(高橋克典)は、深く関わっていたとされていた産建省の佐山が死んだことを知り、急ぎ博多へ向かう。

そこで鳥飼と出会う事で佐山とお時は殺されたという確信を深め、鳥飼と三原は真相を追うが、容疑者として浮上した実業家安田辰郎 (柳葉敏郎)には完璧なアリバイが…。そして警察上部からの捜査中止命令や管轄の壁などか高く立ちはだかるのだった。。


2007年に2夜連続放映されたドラマを1夜の特別版として再編成されたものだそう。個人的に2007年は仕事に忙殺されてテレビドラマを見る時間が全く無かったから、今特別版で観ることが出来て良かった。
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