丸木

MAGI-天正遣欧少年使節の丸木のレビュー・感想・評価

MAGI-天正遣欧少年使節(2019年製作のドラマ)
3.5
未知との遭遇

【時期】1582〜90年

日本人キャストメインのドラマとしては、かなり映像に高級感があって良かった。特にスペイン王フェリペ2世やローマ法皇との謁見シーン良い。

実際どのようにコミュニケーションをとっていたかわからないが、イエズス会の宣教師が結構日本語の語彙力が高い。感心するとともに、迫真の演技がカタコトなので、ノイズにもなってしまっているように見えた。

「もうひとつの物語」というタイトルの背景知識を補完してくれる短めのエピソードがあるのだが、本編よりこちらの方が面白いのではないかと思うほど内容が充実していた。

聞き取りづらさに配慮してか、イエズス会の宣教師の日本語に字幕がついているが、なぜか初めだけで力尽きている。
それでもかなり他の映画の日本語より圧倒的に聞き取りやすくて努力が伺える。

タイトルはイエス誕生のときに拝みにしたという東方三賢人に由来。
調べてもそこまで天正遣欧少年使節が、当時の東方三賢人になぞられたという情報が出てこないので、ドラマの脚色なのではないかと思う。
丸木

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