名作再々訪。もう何回観たか分からないくらい繰り返し観ている作品。
原作小説は、フェミニズム小説の傑作の一つだと思っている。
マーガレット・アトウッド原作で製作がサラ・ポーリーで主演がサラ・ガドンで、もうただただ好きで好きでどうしようもない作品。
「好き」以外にレビューの書きようがないです。
とにかくサラ・ポーリーよ、アトウッドの小説世界をこんな素晴らしく解釈して、こんな美しく映像化してくれてありがとう。
サラ・ガドンはファムファタルにも無垢な少女にも見える。でも心の底に静かに燃える男たちへの怒りは、美貌に隠れて決して見えない。
個人的にはこの作品のサラ・ガドンは、彼女のキャリアで今のところ一番なんじゃないだろうか。
下働き女中の仕事がさりげなく丁寧に描かれていて、見るたび新たな発見がある。労働や手仕事の物語としても本当に面白い。
