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BORDER 贖罪のtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

BORDER 贖罪(2017年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

プライムビデオにてTVドラマ一気見。
シーズン1 ep.1-9 までの後に、
この、スピンオフ2017「贖罪」を鑑賞。

ep. ひとつ毎に1事件。
このドラマ、早く知りたかった。

刑事物で、ドンパチが無いところは、好みかも。

逆に観るには、見えないはずのものが、みえてしまっている、現象をトラウマにならない事、かなりの惨殺な殺人しか出てこないので、
こころを強く観るのが良いのかも。

刑事ドラマでありながら、心理戦を闘う、一人の刑事の、人間としての葛藤と苦悩を、サラッとは観られるものでないので、ドラマを観る側の人々の好みが分かれそう。


右脳に腫瘍が見つかったけで、脳外科医に、次に会う時は、大動脈瘤が破裂し、くも膜下出血したり、倒れて麻痺残ったり寝たきりになって、多分話せない状態だね、なんてさらりと言われてまだ、一週間目。
その時までは、MRIだけで、何も治療がが受けようがない。お薬飲んでいい子にしてるだけ。

何かを改善した生活で、とか、
たらればを並べてもどうにもならない、

今から食生活変えたり、運動し始めても、
特に大動脈に、どうにも変化を及ぼせない。

予防医学が叶わない世界に来てしまって、
脳内に爆弾抱えるしんどさは、自分の苦悩に似たものはあった。

倒れる手前では大動脈瘤が破裂しないよう、そっと生きるしかない現実は、

耳がこわばって低音少し聞こえてないのに気付いて、そこから即脳外科へ。

医療の裏方のはずが、患者さん側に。
医療の大変さを、身を持って恥いる医療人の裏方の思い。

また有資格者の皆さまの、権威あるお立場に、
改めて畏敬の念を持ちつつ、頭を下げ、お世話になり、humanityを見失わぬよう、残る命の定めの中で、冷静に生きる。

発狂の沙汰からの、冷静な常識と日常の現実。

感情を自身で捻りつぶす辛さは、近しい感覚と感じてみました。

私には何かが見えたり、事件を急発見即解決とか全くできないけど、

ストーリーに重曹低音として存在するのは、

悪人が、警察という威信への脅威として拮抗するドラマ展開は、

人間の正邪の境を、それぞれの人の魂への向き合い方や、正義や悪をどう思うか?そんなfeedback を試される感じだ。


真逆の反対を白黒付けようとする大変さから窺い知れる、珍しいテーマのある良作。

原作を有るなら一度読んでみたいと思いました。

自分は、こんなにハードには活動は出来ない。
既に車椅子だし、心臓も悪いし。

似たようにAEDで蘇生して今があるのはおんなじだけど。

血圧のお薬飲んで、車椅子を漕ぎすぎないよう、そっと背もたれ借りながら、働くしかない。

シーズン1 ep.9最終話が、かなりな見応え。
メンタル強くない方は、身近な人と一緒にご覧になられるのが良いかも!

小栗旬さんって、つくづくいい演者さまだなと再確認。眼がいい、実にいい。

遠藤憲一さんも、波瑠さんの役どころもとても鍵になる、シーズン2があるなら、是非見てみたい。

そう思わせてくれるほど、一気見してしまいました。

敢えて茶化さないで、見てもらうのが、細かなヒューマンストーリーってこうだよなぁと、
個々の事件に結論を、地道に積んで行くことの大変さと大切さを、学び直せました。

細かな事を真面目にコツコツ。

それは大変だけれど、その上に、立件、判決が積まれてゆき、罪人の有り様が決まる事を、思い知らされた気持ちです。

先週末は、自分の人生詰んだと泣いたりしたけど、
少し前向きに、考え方や、病症の受け止め方のバリエーションを作って

治そうと進めて頂ける脳外科医探しからしてみようと思いました。

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年内は多くの皆さまにお世話になりました。
まともな評も書けず、いつも済みません。

沢山映画見たいし、そこはこだわって、
役者や物書きと、併せて、善良な一鑑賞者でもあれたらなと思っています。

大切なフォロワーさまの、評を拝読する事が、次への糧になっております。
そんな素敵なアプリ、Filmark さんにも、感謝です!

私は私の残された時間を、働くを楽しみ、
遊び忘れた分を、少し楽しめたら、それで本当かなと。

喪中のため、年始の欠礼を先にお詫び申し上げます。
どうぞ、良い年の瀬を!

お勧めします!
^ - ^)ノ

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ギャラクシー賞2014年6月度 月間賞受賞
第81回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
最優秀作品賞
主演男優賞(小栗旬)
脚本賞(金城一紀)
2014年 東京ドラマアウォード 作品賞・優秀賞(連続ドラマ部門)
ギャラクシー賞2017年11月度 月間賞受賞 - 『BORDER 贖罪』
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