HinakoTadaki

セックス・エデュケーション シーズン4のHinakoTadakiのレビュー・感想・評価

3.7
久しぶりのセックスエデュケーション、展開に納得のいかない部分は多々ありつつも、オーティスとメイヴの関係、エイミーの挑戦、オーティスとエリックの友人関係など、泣ける展開やシーンがいくつもあった!コロナ挟みつつも、頑張ってくれたスタッフやメンバーに感謝。
特にオーティスとメイヴに関してはもう号泣で、私は結構この終わり方リアルでありかなと思う!お互いの気持ちだけじゃうまくいかないことってあるし、そのときの人生の優先度に左右されることがあるのもとても理解できる。お別れする前の最後のsexが本当に切なくて悲しい。「去るのを見れない」って言って目を閉じるオーティス、扉が閉まることが聞こえたり、そのあと目を開けたときにメイヴがいなかったりするときの、体が痛くなるほど辛さがすごく伝わってきて、私までとっても悲しくなった。

でもやっぱり、リリー、オリヴィア、アンワルなど、最初から重要な役だった人たちが抜けちゃうと全然ストーリーが変わってきちゃうし、その代わりに新しいメンバーをいれても視聴者からすると馴染みにくさしかないと思う。無理にでもシーズン2や3で終わらせる英断もありだったのかも。
今回のシーズンで初めて出てきた気持ち悪いポジティブ学校のメンバーにスポットライトが当たりすぎててメイヴのシーンも少なく感じられたくらいだし(少ないシーンでも多大なインパクトを与えるほどメイヴの演技とキャラは際立って素晴らしかったけど)、もとの自分らしさを保ってるのはエリックとエイミーくらいじゃない??ルビー自体は大大大好きだけど、最初のいじめっ子具合を見てると小さい頃いじめられてた設定にするのはさすがにきつい。
LGBTQ+や、障がいを持っている人にスポットライトを当てるのはとても素晴らしいことだけど、やりすぎ感が出ちゃうのはどうなの、、?元のストーリー崩壊してるし、フィナーレのエピソードがCalに持ってかれるの意味不明、、、全然興味ないわ、、、

シーズン4を見終えたあと、最初のシーズン1に戻って最初の何話かを見てみたら、やはりテンポ、テーマ設定、脚本がすごく上手だと思ったから、やっぱり最初は勢いのあるドラマだったことはまちがいない!どハマりした私は正しかった!と思いました。
この時代らしい、秀逸なドラマに出会えて良かったよ。
メイヴ、エイミー、エリックが本当に大好き。絶対に幸せになって欲しい。役にかぎらず、演じた俳優さんまで好きになっちゃうやつ。