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セックス・エデュケーション シーズン4のrinkyのレビュー・感想・評価

5.0

アダム本当に愛しい。自分が好きなことや得意かもしれないことを見つけても、一つ失敗したら父親をはじめとして周りに失望されてきた人生。でもそうじゃない、たった一つ心配したからといって、自分の今までの努力や経験が無になるわけではないということ。自分が諦めなければ投げ出さなければ何度だってやり直せるということ。それからエリックとオーティスの間には完全に理解し合うことができないことが存在する。だけどもセクシュアリティのことだけじゃなく、人間同士ってそういうものだよね。理解し合えない前提でいかに歩み寄り、話し合い、ああそういう人もいるよねって思えるか。そういう人もいるよねって考えは別に理解することとイコールではないと思っていて、別に理解しなくてもいいから、誰もがそういう寛容性を持てば誰もが自分らしく生きることができる世界って絶対に作れると思う。そういう寛容性を持ち合わせた人間になろう。自分らしくいたいだけなのに、周りが障害となって何かを諦めなきゃいけない世界で生きるのは辛いから。S1の「愛は月や星のように大げさなものじゃない」ってセリフ、大好きだなって最終回まで見て改めて思った。人間ってさあ、成功体験を共有するよりも苦労や不幸を共有した方が仲良くなるのウケるよね。

「僕らが困っているのは社会の障壁のせいで、障害のせいじゃない。」
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