久々に夢中になって観たドラマ。
実際の脱獄事件を、監督にベン・スティラー、脱獄犯役にベニチオ・デル・トロとポール・ダノ、脱獄幇助してしまう刑務所の職員役にパトリシア・アークエットで描いた作品で、私は結末を知らなかったのでかなりハラハラしながら観れました。
でも主に好きな場面というと刑務所内でのシーンになってしまうのは、刑務所の中だと2人は模範囚でかっこよくて魅力的に見えてしまうけど、外に出たらそうでもないからなんでしょうか。
ベニチオ・デル・トロがかっこいいのは予想してて、期待どおりの圧倒的オーラを見せつけてくれましたが、個人的に今回の一番の収穫はポール・ダノがかなりかっこよかったこと。たくましく見えたのは初めてではないかな。一方、喜び方はすごくかわいくて、それもまた好きでした。
一番の嫌われ役（私見）はパトリシア・アークエット演じるティリーさんなのかなと思いますが、本当に自分のミスは認めず他人のせいにして逆ギレばっかりする中年女性で、騙されて可哀想などと思わなかったです。それくらいの怪演でした。
ベン・スティラーは監督としては「トロピック・サンダー」が最高傑作かと思っていましたが、シリアスもいけるんですね。今後が楽しみになりました。
