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The Missing シーズン2のyumipippiのネタバレレビュー・内容・結末

The Missing シーズン2(2016年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最終話の途中まで闇しかない。
9話見終わった時点で、この作品がこんなに高評価な理由が今ひとつ腑に落ちなかったけど、最終話で納得。回収されない伏線はないし、見ながら知らず知らず緊張していたようで、ラスト30分はほっとしたり切なくなったりするたび涙が出た。

ただ、いくつもの謎をチラつかせながらいくつかの人間関係を匂わせるシーズン1の手法はシーズン2も健在。

山が動くときはいくつかの歯車が急に動き出すけど、それは関係者の視点が一致するってことなのかもしれない。
シーズン1はそれぞれの人間の多面性みたいなのがよく描かれてた。
シーズン2は、同じ事象でも、それに関わる人(視聴者を含む)の立場や見方によって解釈がまるで変わることにフォーカスしてたような気がする。「真実を知るには感情は脇に追いやることだ」っていうジュリアンの台詞がシーズン2の背骨かな。

ソフィーが、あんなにも異常で過酷な極限環境の中で、それでもお墓に花を手向けたり、冤罪にしてしまった相手への謝罪を託していたりと、優しさというか人間らしさを失わずにいてくれたことが、この作品の一番の救いだった。
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