ぱきら

Dr. JINのぱきらのレビュー・感想・評価

Dr. JIN(2012年製作のドラマ)
1.9
原作漫画も未読で、日本の実写ドラマもほぼ見ていません。

個人的に韓流もK-POPも分からないし正直意識して避けて来ているのですが、なんかこうきっかけがあったので見てみました。ABEMAで無料になったぶんだけというような緩い見方で。

ざっと見たところでは、日本でなくて他の国の歴史になってるのに無理があるような。
なぜ歴史が絡む設定の原作を、外国でその国の舞台設定に変更しての実写ドラマ化を許可しないといけなかったのだろう。という気になってはしまいました。
どんな経緯だったのか。

あと手術場面が目を背けるしかない。
国の感覚の違いなのか、日本だとこういう映し方はしないよなーというような直接的な場面が多く。
かの国は、血や内臓をぼかしたりせずまともに映したりする描写には、そんなに忌避感がない文化なのでしょうか。

とりあえずこのドラマに関しては、2012年当時のジェジュン氏の端正な歴史劇衣装姿をひたすら眺めるのにはいいんじゃないでしょうか、という気にはなりました。明確にファンというわけではない自分の目から見ても。なので点数は正直ジェジュンのその姿分への加点。
最後まで見られていないというか、どうせジェジュンの役が亡くなるんだろ、みたいなフラグしか感じないので最終回を見るのが気が進まない。
でも熱演と時代衣装姿を見る価値はあるんじゃないでしょうか。
序盤はどうなん、この役、とか演技も正直堅めなのかなという印象もあったのですが、最後の方はかっこよく見せる意図をかなぐり捨てたような(賞賛しています)熱演もあって、ひたすら切なくも凛々しい姿が拝める感じです。軽快なアクションシーンは時代劇とは似つかわしくないかも?とは思いましたが、それは個人の資質以上に演出上の問題とか、国もしくは当時の流行との感覚の違いなどなのかもしれません。

そんな風でジェジュンの時代もの衣装姿と演技はかっこよく素敵だなーとは思えたので、見て損したとか見なければ良かったとは個人的には思わずに済んでいますが。

作品的には、やはり時代もの設定ならばわざわざ他国の原作を持って来てほしくなかったとも思いました。
時代劇で他の国の原作を持ってくる感覚は受け入れがたいです。
原作未読でもそう思うのですから、原作漫画を読んでいたら尚更そう感じずにはいられなかったでしょう。
特に日本に反感を持たせる教育をしているという国でこれをしてしまう心情とはどんなものなのか、という疑問も改めて感じたりもしてしまいました。

キャストや韓国の時代劇に興味がある、という人ならば楽しめるかもしれません。
逆に言うとそれ以外だと薦めがたいというか。
ぱきら

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