あられ

腐女子、うっかりゲイに告る。のあられのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

安藤純=高校3年生&ゲイ。妻子持ちのゲイパートナーあり。三浦紗枝=純のクラスメイト&BL好きの腐女子。純くんは異性と付き合って、普通の幸せを掴みたいと、告られた三浦さんと付き合うが...。


題名がコメディっぽいので、腐女子系の漫画家さんが描いたラブコメかと思って見てたら、なんか違う。ちょっと重い😰

作者の浅原ナオトさんは、カミングアウトしたゲイの方と知って、ちょっと驚きました。と言うのも、よくある話風のストーリー展開は、ゲイに対してあんまり思い入れが感じらず、見ている時は、やっぱり女性が妄想して描いた話って感じたからです。

ゲイのリアルな苦悩や課題を提起してはいるのですが、それってゲイだけじゃない。恋愛全体について言えること。ゲイ同士のカップルでも、相手次第で普通に幸せ感じられると思うし、結婚して子供作ってって言うのがリアルな幸せなのかわからない。なんか純くんの考え方が古臭いような...。


ゲイと知られ、クラスメイトのノンケに“気持ち悪い“って言われて、純くんが教室から飛び降りるシーンは、かわいそうで涙が出ましたが、高校生だし、やっぱり異分子に対して気持ち悪いって思う人もいる。どうしようもない。答えがない。

クライマックスの終業式での三浦さんのスピーチは、余計なことすんなって感じで、純くんの公開処刑になってますねw 感動なんかできない。むしろ見てて不愉快でした😰

純くんは違う一歩を踏み出すために大阪に転校するとか言ってたけど、結局は逃げるしかないんだよね。

それってやっぱりストーリー的にはゲイ否定⁉︎と思わせておいて、進学した大学でカミングアウトするつもりなの?!って終わり方で、なんだかなあ….。高校生の時にこのドラマを見たら心に刺さったのかもしれませんが...💦


ところで、2つ肉まんを並べて、真剣にモミモミ練習する純くんはかわいかったですねw ウケました😆

そして、三浦さんの提唱する“神様は腐女子”説。だからゲイを作ったに違いないと言う言い分は、苦笑いしかありません。それだったら、神様は気まぐれなだけなんだと思うけど😆
あられ

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