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インス大妃のruublueのネタバレレビュー・内容・結末

インス大妃(2011年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

インス大妃
序盤 T.ARA ハム ウンジョン
中盤 チェ シラ

唯一無二の上昇志向で誰にも理解されない主人公インステビの理想。TV地上波1回目視聴では登場人物の誰にも感情移入が出来ず中途挫折。

地上波放送二回目でやっと話の筋が見える。大筋では親子三代に渡る、怨み辛みが歴史上に今も汚名の残る王を育んでしまった事を伝える物語。

主演のチェ・シラさん。唇を噛み耐え忍びつつも気丈に高笑い。最初は視聴的に苦手でしたね。(序盤のハム ウンジョンさんと交代するのかぁ、、ため息ついてました)


ですが、上昇志向とプライドを表現する為には彼女の持つ独特の気品がこの物語の重要ポイントとして扱われている為、いわゆる表情の長写しが多くなる事も納得でした。

何年もの時をかけて、邪魔するものを排除し登りつめた実質的な女帝の座でしたが、王座に座れた期間はわずかなものでした。


(燕山君)ヨンサングン
物語終盤近くの主要人物として、汚名の暴君 燕山君の狂乱さを熱演するチン テヒョンさんが非常に上手く、物語終盤の輪郭をしっかりと締めています。

燕山君は少年時代は素直な良い子。成人してから暴君と成り果てるに至った成長経過は“哀れ”に尽きる。巻き込まれた側近も運命を共にする事となる歴史上実在の人物です。インス王妃と燕山君の因縁の最後は重量級とも言える重さながら圧巻でした。
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