このレビューはネタバレを含みます
愛憎で疲れそうな話だとは思ったが、クオリティが高くはないので程よい（というかそれが逆に良くなってくるのだが）と思い、楽に見ようと視聴し始めた。
序盤からツッコミどころ多くて笑えるが、中盤にもなって師匠と急に雪合戦し始めるのは一番笑った。
とにかくツッコミどころ多すぎて笑えるので、割と深刻であってもコメディ感あって楽しい。
そのうちストーリーも面白くなってくる。
千骨も別に好きにはなれないし、中華ドラマで主人公が酷い目・理不尽な目に遭いまくるのは慣れっこなので全然耐えられるわ〜と見ていたが、終盤には流石に酷いなぁと同情した。
千骨はどう見ても執着も復讐心も持ってないのに固執してると責められまくってたね。
師匠がヒロイン、確かにそうである
師匠の心情や行動があまり表現・説明されないので結構な部分で共感できないが、中華年の差ものにしては整ったお顔なので見ていられる。
しかし師匠よ、自己満というか自己完結しすぎでは…誰にも何も伝わらないわよ… 視聴者にすら伝わらないのだから本当に誰にも分からない…
千骨への割と直接的な愛情表現、全部千骨の意識のない状態で行われます。
ということで、姐姐や東方の方が全然良かったりする。
妖神になって誰も味方がいなくなって姐姐の所にしかいくあてがないの辛いね。姐姐本当良いキャラでした。
紫さんが典型的な悪女ポジから、千骨に対してある種の尊敬を抱いて尊重しだすのはなかなか良かった。
げいまんてんは牢での悪行でもう庇えねぇなと（何目線？）。
視聴者としてはメッタメタにしてほしいのにそれを許してくれない朔風。憎いよ…
あらゆる疑問点があるが、そもそも世界観がよくわからない。
よくある天界ものとはまた違うのか？
上仙までしか出てこず、どこからどこまでが天界で人間界なのか、誰が仙人で誰が人間なのかわからない。皇帝との力関係も謎だった。
これを書きながらちょっと調べた感じ、今作には神は誰も出ていないのかね。
全体的にチープでツッコミどころ盛りだくさんだったが、それありきのある種の楽しさが魅力のドラマでしたね。
