ドーナッツ

After Life/アフター・ライフ シーズン3のドーナッツのレビュー・感想・評価

5.0
Death Cab for CutieのI Will Follow You into the Dark Lyricsで始まった最終話。(この曲はこのドラマのためにあったのか、と思うぐらいハマっていた)
最後は綺麗すぎるぐらいに綺麗にまとめてきたと思ったらなかなかな含みを持たせたラストにドキッとした。
曖昧なまま終わらせた出来事はたたあれど、トニーがリサの死にどのように向き合い今後どのように生きていくかがテーマの話だからこれぐらいでよいのかもしれない。知ること辛いことが多そうだし。

このドラマのおもしろさの一つに、スラングだらけの下品すぎる会話と名言だらけの人や物事の本質に迫った会話のギャップがあげられる。
下品な会話は普通のドラマや映画では耳にしないようなイギリス英語が飛び交いすぎて苦笑いも憚れるぐらい…笑
今回少なかったのが残念だったけど墓地の前でお互いの伴侶を思いつつ、生きることについて本音で語り合うトニーとアンの会話には本当にいろいろ気づかされ考えさせられた。アンみたいな人がそばにいたらいいなぁ。

トニーと本音で向き合い続けてきた同僚や周囲の人々、いつも寄り添い温もりを提供し続けてくれた犬のブランディー(添い寝かわいすぎた)、インタビューを通じて突拍子もない破天荒なストーリーを語る一般市民、など脇を固める人々が個性的でめちゃくちゃだけど、魅力的だった。

綺麗に終わったけどこのまま終わるのが惜しいドラマだなぁ。😩