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After Life/アフター・ライフ シーズン3のデイのレビュー・感想・評価

5.0
ラストシーンで本当に泣いてしまいました😭。

最終エピソードの第6話は
綺麗にまとめた感があるかもしれないけれど、
それでも、トニーはたまにマットとかに悪態ついたり、トニーらしく生きて行ってるのかもしれませんね☆

観てる側の誰もが
トニーとエマが上手く行くように願っていたと思うのだけれど、
現実としては、そう簡単にはいかないものですよね。

普通に映画や海外ドラマだと、二人が付き合う事になってハッピーエンド。ってところなのに、
そこを敢えて、
この二人が付き合わない事で、現実味を持たせたのだと思いました。

シーズン1から、
多分、その時はリサが亡くなったばかりで
それから、まだ1〜2年しか経って無いかもしれないですね。

時は必ず解決してくれるだろうけれど、
トニーはリサを亡くした悲しみもそうだけれど
時が経って、リサとの思い出が少しずつ薄れて来て
悲しい気持ちも薄れて来てしまう…恐怖というか…
そんなのも嫌なのかも。

いつもトニーに寄り添っている犬のブランデー。
ブランデーも理解してますね。

トニーにブランデーが居て本当に良かったと思いました。

誰も先の事など分からない。
やがて、ブランデーもリサの元に行く事でしょう。

トニーの5年後、10年後。
ずっとリサを想い続け、一人で居るか、
良き理解者がもしかして、あらわれていて、トニーの傍ら(かたわら)に居るかもしれない。

それは本人自身だって分からない。

お墓の前のベンチでいつも会うアンも、"次の"幸せが訪れようとしていて
トニーはアンからも、たくさんの事を学び、受け入れましたね。

本当にこのドラマは
見た目や社会的地位やら、社会的弱者が出て来るところが良いのですよね。

催し物会場(フェスティバル?)でのブライアンへの態度!!
勝ち組の2人組、殴りたかったわー。
そうやって、人をバカにして
いつか、株の大暴落で路頭に迷えば良いのに。

トニーと同じタンベリーガゼット新聞社で働く同僚のキャスが
今回はかなりスポットを浴びていましたね。

トニーと価値観が違い過ぎて
仲が悪かったり、嫌な女性に描かれていましたが
30代(多分)独身。カレシ無し。
色んな人とデートするも、いまいちピンと来る人が居なくて
"笑いヨガ"教室で「孤独なの」と思わず泣いてしまうところ。
(にしても、ヨガ教室のインストラクターの態度が酷ーい!)

孤独ってさ…感じてしまうと、
世の中で"自分だけ"孤独なんだ。と思ってしまいがちだけれど、
孤独を抱えて生きている人は世の中にごまんといるものですよ。

このドラマは
イギリス🇬🇧特有のブラックジョークと下ネタ(言葉だけ)満載で
笑いどころもたくさんあるのに、
でも、やっぱり、泣かせてくれて、
人生って、誰しもが思い通りに生きている訳では無いよね。
って思いました。

……

また、続きが観たいなー。
あれから5年…とか。
でも、きっとリッキージャーウェイスは作らないでしょうね。
"Derek"も観なくちゃ☆

……

最終話でリサが病室からのビデオメッセージで読んだ詩は
「千の風になって」
でしたね。

元はアメリカの詩で
"Do not stand at my grave and weep"
の中の一小節らしく
この詩を書いた人は不明なままでしたが、
メアリーフライ(1905-2004)という女性が書いたという有力な説が出て来ました。

……

いつも、想っていれば、その人はきっと、心の中、
そして、そばに居てくれる。
私はそんなふうに思いたいです。

私はリサと同じで「天国」を信じています。
じゃないと、残された身として、やり切れ無いもの。

……

最後に
このドラマを彩ってくれた人達を
自分用のメモとして

トニー
リサ
ブランデー(トニーが飼っている犬)
マット(リサの弟)
レニー(トニーの相棒。新聞のカメラマン)
ジューン(レニーの妻)
ジェイムス(ジューンの一人息子)
ブライアン(ガゼット新聞の配達員)
キャス(同じ職場の女性)
エマ(老人ホームの介護士)
アン(墓地で合う初老の女性)
コリーン(サンディーに変わって新しく入って来た根暗なインターン)
ポストマン(郵便配達員。ダフネと付き合っている。)
ダフネ(娼婦じゃなくて、セックスワーカー。今回は出番無し)
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