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ホーンブロワー 海の勇者のいやよセブンのレビュー・感想・評価

ホーンブロワー 海の勇者(1998年製作のドラマ)
4.0
1.決闘
18世紀、主人公のホーンブロワーは下士官候補生として軍艦に乗り込む。
乗組員には万年候補生の悪い奴がいた。
フランス革命によりイギリスとフランスは戦争を始める。
大型帆船による海戦は迫力があり、楽しませてくれる。
最初は嫌っていたベテラン乗組員も次第にホーンブロワーを信頼するようになる。

2.ジブラルタルの奇襲
海尉心得に昇進したホーンブロワー、スペインがフランスに味方、食料補給を絶たれてしまう。
士気を維持するため腐心するが、反逆者を出してしまう。
一方、海尉に昇進するための試験勉強もしなくてはならず、心が休まらない。

3.公爵夫人と悪魔
スペイン船を奪ったホーンブロワーは心得が取れて海尉に。
奪った船をイギリスに届けることになり、ついでに公爵夫人も連れていけとなる。
しかし、スペインの船団に捕まり、捕虜として拘留される。
ラストの嵐のシーンは見事。

4.戦場の恋
イギリスにもどったホーンブロワー海尉に新しい命令が下りる。
英仏戦争は膠着状態、イギリスに亡命しているフランス王党派が進軍することになり、輸送し現地で支援せよとのことだった。
しかし、これにはイギリス政府の思惑があったのだが、明かされることはなかった。
フランスでホーンブロワーは美しいフランス娘と恋に落ちるのだが・・・。

5.反乱
精神的に問題を抱えた艦長の船に乗ったホーンブロワーは、艦長の理不尽な命令に従うしかなかった。
しかしスペインの要塞攻撃では艦と乗組員を守るため立ち上がる。
6.軍法会議
艦長を拘束したものの艦長代理は頼りない。
スペインの要塞を奇襲攻撃するが、艦長代理の優柔不断さから苦境に陥る。
とても見ごたえのある作品だ。

7.二つの祖国
フランスと休戦になり、ホーンブロワーは半給となり貧乏になった。
下宿先の娘、マライアから助けられ、好意を感じていたが、明日をも知れぬ身の上から受け入れることは出来なかった。
そして提督からフランス貴族の少佐をある所まで送り届けることだった。
ところがフランスの戦艦が現れ、フランス軍の動静を探ることに。
今回はアイルランド人に嫌われる大英帝国がテーマ。
8.ナポレオンの弟
ホーンブロワーが結婚、直ぐに任務を与えられ、消息を絶った艦の捜索に出る。
途中で漂流していた若い夫婦ら3人を救出するが、とても怪しげだった。
彼らの情報により艦を見つけるが座礁しており・・・。
ホーンブロワーの粋な計らいが痛快。