ふじこ

トワイライト・ゾーン シーズン1のふじこのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったなぁ。1話の長さも、面白さもバラバラ。

01:コメディアン
売れないスタンダップコメディアンだったワッサンはある日売れっ子コメディアン(リアリティーショーで観たことある黒人)にアドバイスを貰い、政治を絡めたものではなく自分自身の身の回りのものをネタにするようになると、途端に喝采を受け売れっ子へ。
しかし、舞台の上でネタにしたものは話が終わるとそもそも世界に存在しなかった事になってしまう…

02:三万フィートの戦慄
取材の為に飛行機に乗った記者が、座席のシートポケットに電源の入ったプレイヤーが放置されているのを発見。ポッドキャストのタイトルは1015便の消失についてで、それは今まさに自分が乗っている飛行機と同じ便。
聞き進めながら、何故飛行機が消える事になったのかについての原因を探って行く…

03:巻き戻し
息子の大学入学を受けて旅路を車で向かうものの、恐らく差別主義に基づいたと思われる白人警官に止められ、不当な扱いを受ける。その最中偶然持っていた父の遺品である古いビデオカメラの巻き戻しボタンを押してしまうと、最後に撮影したダイナーへと時間が巻き戻っている。
何度もやり直そうとするが、その度に必ず例の警官に止められてしまい…

04:旅行者
アラスカ州の端にあるイグラーク警察署。クリスマスイヴには必ず署長の恩赦があるのが通例で、主人公の女性警官は恩赦の為だけに、自分の兄を逮捕して連れて来る。
しかしいざ恩赦を与えようと牢に向かうと、隣に見知らぬ男が入っており、ぜひ恩赦を受けたい、と申し出る。

05:神童
大失敗し、すっかり落ちぶれてしまった元敏腕選挙参謀。バーで飲んだくれていると、テレビで幼い少年が大統領に立候補、動画サイトで思わぬ人気を博しているのを観て接触を図る。
少年らしい自由な発想や公約、参謀の戦略でたちまち人気は爆発、見事に少年はアメリカ大統領に当選するも…

06:火星への旅
火星のテラフォーミング計画のため、今まさに5人の宇宙飛行士が旅立とうとする最中、北朝鮮がミサイルを発射したとのニュース。避難するか、このまま宇宙に旅立つかの判断を迫られ多数決で火星を目指すことに。
地球との連絡は絶たれ、妊娠騒動もあり船内の雰囲気も悪く沈んでいる。
数百日をかけ、無事に火星に辿り着くのか…

07:男の中には…
アメリカの田舎町、流星群の夜。普通なら燃え尽きてしまいそうな小さな赤い隕石が町に降り注ぎ、ちょっとしたお祭りのようにニュースで報道される。
町で沢山見つかった隕石を弄んだり、酒に入れて飲んだりする内に、ちょっとした事で激昂する男性が増えて町はパニック状態、そこら中で男たちが争いを初める。どうやらその隕石は、男だけを凶暴化する力があるようで、主人公とその姉は甥っ子を探しに町を彷徨う。

08:起源
郊外に住む立派な住宅で夫を支え2人の姉妹を育てる、模範的な専業主婦。
しかしある日雇っていた家政婦が不法滞在捕らえられ、驚くも話の種にしていたら、何故か今度は夫と自分が拘束される事に。理由を教えて貰えないまま、夫は返され自分だけが収容所に。そこで再会した元家政婦に助けて貰い、収容所からの脱出を図る。一体何故自分は捕まってしまったのか…

09:ブルー・スコーピオン
離婚問題に直面した中年男性。ある日父を訪ねてゆくと、見たこともない豪奢な銃で自殺を図っていた。警察の処理が終わり、戻ってきたその銃を売ろうとすると実はとんでもない価値のあるものだったと分かる。曰くその銃は暗闇を嫌い、持ち主を自ら選ぶらしい。銃弾に掘られた自分の名前、出会う人みんなが自分と同じ名前、銃に出会ってから不可解な事が続く…

10:影男
トワイライト・ゾーンの撮影現場。主人公の脚本家はナレーションがいまいち気に入らないと、書き直しを要求される。なんとか時間を掛けて書き直すも、カンペとして出されたそれは自分が書いたものとは違う。撮影の時間が押し、現場はピリピリとした空気。そんな時、撮影済みの映像の中にぼやけた黒い影のようなものが映り込んでいる事を指摘され、なんとそれは1話の"コメディアン"の中にも。その影はいつの間にか主人公の目の前に現れ、執拗に追い掛けてくるようになり夜の撮影現場を逃げ回ることに…


って感じのお話群。
1、2、3、6、7話が面白かったかな~。8話とかは、もっと別の見せ方だったら好きだったかも。ちょいちょい[ ウォーキング・デッド ]で見慣れた俳優がいるな。
S2もどこかで観たい。
ふじこ

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