配信された一年前に1話を見てそれで満足していたのだけど見終えないのはどうも気持ち悪いのでここ3週間ほどを使って残り9話を見た。
長い。長過ぎる。レフン曰く「13時間半の映画」らしい。スタートから主人公に変化が訪れるまで4話を費やすがこの時点で既に5時間半。マフィアに焦点を当てた回が2回あるが特に内容はない。それに加えてレフン特有の「間」やボソボソ話すキャラ達がこれでもかというほど詰め込まれている。アート映画ならまだ理解できるがドラマシリーズでこの長さに内容の無さは合わない人にとっては拷問に近い。(絶対このシーン取りたかっただけでしょって回がほぼ毎回)
予算が潤沢な分、いつもより演出が豪華だ。スピリチュアルな世界観やコントラストの強い映像、美しく流れるバイオレンスなシーンなど魅力的なものはある。しかし、それらは決して退屈さには勝てない。
オンリーゴッドでも扱われた胎内回帰や女性への転換祈願などのテーマがチラホラ垣間見えるけど毎度睡魔との戦いであった私は最終回まで何とか見ることしか考えてなかった。
数時間で済む内容が無駄に引き伸ばされた感はどうしたって否めない。ドラマには向いてない題材に思える。
あっ、小島秀夫がカメオ出演してた。