Amazon Primeにて鑑賞。最初の１、２話ぐらいで様子を見るつもりだったが、思いがけずそこからどんどんハマっていき、全８話を一気に見終わってしまった。
ルイジアナ州という保守的な南部の田舎で起こる陰惨な殺人事件を追う２人の刑事を時間軸をずらしながら描いていく。
とにかくオープニングからしてめちゃくちゃカッコ良い。音楽を手掛けたT・ボーン・バーネットの手腕が光る。
名優マシューマコノヒー、ウディハレルソンの圧倒的演技力を再認識させられるドラマとなっている。
キリスト教原理主義の闇や、売春、ドラッグ、俗に言うホワイトトラッシュによる犯罪など、現代アメリカが抱える社会問題をベースにしつつ、ストーリーは哲学的、神話的でもあるし、ある種のホラーでもある。
キリスト教の教会で神父の説教をありがたがって聴く連中に対し「コイツら全員バカだ」と言い放ってしまうのは非常に痛快だが、その手の団体から抗議でもこなかったのか気になるところ。
残酷描写、性描写が少々過激なのでそこらへんは要注意。
