Train

TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブのTrainのレビュー・感想・評価

3.9
本当なら来年見る予定だったんだが謎にアマプラがHBO作品の殆どを年末に配信終了するとか言い出したので急遽見ることに。監督は007新作のキャリー・ジョージ・フクナガで、彼の作品は一度も見たこと無かったので丁度良かった。各シーズン、話は繋がってないのでS1だけで済むというのも有り難い。

マシュー・マコノヒー演じる厭世主義で皮肉屋の刑事コール、ウディ・ハレルソン演じる社交的だが浮気がちな刑事マーティが猟奇殺人事件の真相を追う。タイムラインは1995年、2002年、2012年の3つで2012年で事情聴取を受ける二人が過去を回想する形式。

西部劇風のOP含めてともかく渋さが癖になる。主演二人のアンサンブルがともかく渋い。二人が一緒にいるだけで画面が引き締まる。特にマシュー・マコノヒーの煙草の吸い方が最高で、一話目の「答えが知りたいんだろ?じゃ、もっとマトモな質問をしろ。」っていう彼の台詞での締めにはシビレた。

4話の長回しやラスト2話のクライマックスへの畳み掛けも素晴らしかった。ただ「コレを得る為にソレをし、ソレをする為にアレが必要」的な内容が重複して話を把握しづらかったり、大して話に絡んでこないモブキャラが何話も空けて出てきて「誰だっけ?」と思うことも少なくなく無かった。(名前だけで出てこられるとより困る)

それでもNo Time To Dieがより楽しみになるほどの力量は感じられた。公開までに彼の作品をもっと見とかなければ。
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