このレビューはネタバレを含みます
ウンジョ
主人公。クール…というより冷めてる。童顔の美人。
ソヒョン
父の再婚によりウンジョとは姉妹に。
お姉ちゃんが大好きな無邪気な子だったんだけど…
ギフン
ソヒョンとウンジョの二人に好意を寄せられる。
一見好青年。だけどウンジョに好かれるためなら周囲を傷つけることなどおかまいなし。
ジョンウ
お調子者のでぶっちょさん。…だったのが時がたち爽やかな好青年に。
ギフンとは比べ物にならないくらいいい男。
母親の再婚によりウンジョに新たな家族が出来た。父と妹だ。
しかしウンジョは義父や義妹ヒョソンを見下し淡々と無視を続ける。
そんな態度をとられてもウンジョを思いやる義父とヒョソン。
そんな二人の胸の痛みを思うとムカムカが止まらない。
こんな仕打ち人間に可能なのか?と疑問に思うほどに冷酷なウンジョ。
あの母親、それから育ってきた環境を思えば同情も理解も必要かもしれない。
だがそれを差し引いても異常。
自分だけが不幸だと悲劇のヒロイン気どり。ひねくれ方も半端ない。
義父とヒョソンがとことん可哀想。
特にヒョソンに至っては慕っているウンジョから冷酷な扱いを受け、父が死に、それからは愛していた義母からも無下にされてしまう。
こんな状況下では人格崩壊しても不思議じゃない。
本当に不幸な境遇はウンジョじゃなくヒョソンだよ。
だけどこのドラマで最も心に残ったのは、そんな悲劇のヒロイン気どりのナルシスト、ウンジョの言葉だった。
母親に発した
「おじさんを裏切るなら自分が代わりに地獄に行く」
という言葉。
これまで冷たく心ない人間にしか思えなかったウンジョがこんな風に思いやることが出来たなんて。
そして何より衝撃だったのが、ヒョソンの人間性に驚愕し母へ放った一言。
「私達はヒョソンの足元にひれ伏しても足らない!」
これは本当ヤバかった。
自分の愚かさに対する反省、そしてヒョソンの人間性を尊ぶこの一言にはぐっときて涙してしまった。
最後に…
切ない場面で流れるピアノの曲がいい。