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神のクイズ シーズン1のwhochanmisakiのネタバレレビュー・内容・結末

神のクイズ シーズン1(2010年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

10月20日視聴開始。全10話。
テンポよく先が気になるつくりでどんどん見れる。おもしろい。
1話「ドラキュラの悲劇」は「怪奇大作戦」みたいな懐かしい雰囲気。ポルフィリン症。女刑事のシャツのボタン外しすぎ、当時(2010年)の感覚から見ても古すぎるメイクにファッションで「プレイガールQ」かと思ったぞ。でもキレイなので許す。
2話「失われたアイドルの都市」が面白かった。ギランバレー症候群。韓国のアイドル業界の非情で醜い過酷さ。性接待の実態。アイドルグループのリーダーだけど自分の道を歩もうとしていたジヌに泣けた。「過激な衣装を着せて踊らせてロリコンを刺激していて、アイドルをつくった奴らは自分たちの過ちが何かも知らない!」女刑事と天才神経外科医の韓国芸能界批判が痛快。
3話「アサシン」、リポジストロフィー(脂肪異栄養症)の犯人とハイランダー症候群の“少女”。
4話「神が降りた娘」、キム課長とソ理事のときの可愛い部下グァンスク(イム・ファヨン)が巫病(ふびょう)に。筋ジストロフィー。愛する少女を庇った青年に感動していたのに驚愕恐怖のラスト。
5話「蛋白質チェイサー」、PKU(フェニルケトン尿症)の子を誘拐した犯人は男だと思いこんでいたら。
6話「Fan Death」、ARDS(急性呼呼吸促迫症候群)、肺水腫。自分の卵子を売るキツい話だった。
7話「紙人形」、幼馴染みの女性が夫から虐待されているのを救おうとして自らを犠牲にしたエーラス・ダンロス症候群の青年に泣けた。不倫ではなく純愛。
8話「最後の贈り物」もラストで涙。映画館でコメディ映画を見ながら死んだ女子大生の死の真相に迫る。RAS(反射性無酸素発作症)。
9話、10話「タナトス」は主人公ハン・ジヌ医師が苦しんでいた症状の謎が明かされる大掛かりなストーリーだったが、うーん、似た状況でもっとスリルとサスペンス溢れる面白い作品を経験しているため、あまりハマれなかった。エバンス症候群(自己免疫疾患---溶血性貧血・血小板減少性紫斑病)、ウィリアムズ症候群(遺伝子欠損による精神遅滞・心疾患)。ラストでハン医師とデートするカン女刑事のミニスカート姿が見れたのは眼福。

土門刑事が登場する前の初期の「科捜研の女」と初期の佳作揃いの「相棒」を融合したような雰囲気の医療サスペンスドラマ。

風間俊介似の韓国医大神経外科ハン・ジヌ博士が、韓ドラ定番の高身長のハンサムじゃあなくて、傲慢でコミカルで、キビキビした(落ち着きがないとも言える)動きに快活な声とテンポ良いセリフ回し、変人ぶりがクセになってきた。

わたしの好きな韓ドラベスト3のひとつ「ヴィンチェンツォ」と同じ脚本家だったのか。道理で面白いわけだ。
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