品川巻

コールドケース ~真実の扉~の品川巻のレビュー・感想・評価

コールドケース ~真実の扉~(2016年製作のドラマ)
4.5
刑事ドラマにそこまで詳しくないのもあるけど、観てきた中ではトップレベルで面白かった。人種差別、性的虐待、女子校のカースト、シリアルキラーetc...1話完結で毎回異なるテーマを扱っている。
アメリカのオリジナル版のリメイクではあるけど、所々日本仕様に改変してるお陰で違和感なく観られる。

"迷宮入りした過去事件の再捜査"がメインなので、「事件当時流行った音楽をBGMにする」というオリジナル版を踏襲した演出によって、私たちもその時代の空気感を追体験できる。
(刑事ドラマでOasis, Radiohead, Lenny Kravitz, The Black Keysを聴くと思わなかった)

日本の刑事ドラマでよくある、主人公のキワモノ感や組織の臭い人情感はあまりなく、
いい意味でドライでシステマティックだけど思いやりを感じるチームで心地よい。

ゲスト俳優たちの人選が素晴らしくて、仲代達矢が出てきた時は、もう、文字通り釘付けになってしまった。
あと、ユースケ・サンタマリア出演作のトラウマ率高め。
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