ねまる

コールドケース 2 ~真実の扉~のねまるのレビュー・感想・評価

3.9
さらにゲストがパワーアップして、クオリティも安定な上質シリーズ。
製作、監督、脚本陣の布陣がすごい。
WOWOWさんの上質ドラマがAmazonプライムで観られるの幸せです。

1話
私の中でよく混ざる俳優。
若葉竜也と吉村界人。同じドラマに2人ともいる!!!2人とも抜群に良かった。
特に若葉くんの登場した時の存在感といったら。

2話
この話良かったなぁ。
「死を受け入れる」他人から押し付けられた死なんて誰が受け入れるか!
森永悠希と神尾楓珠の若さと強さ。
絶対に死ぬわけないと、危険に手を出せる無邪気さこそ自由。

3話
自衛隊派遣とPTSDか。
1話の学生運動、2話のHIVと続き、重めのテーマが続く。
矢田亜希子の光が素敵だったな。

4話
佐藤浩市、吉岡秀隆、大西信満、西田尚美、橋本じゅん、利重剛などなど豪華すぎるにもほどがある。
そして、子供が殺されるのはあまりにも辛い事件。

5話
最近の田中圭では観られない役なので嬉しかった。
過去の事件があり、話を聞いて回り、容疑者がどんどん移っていくスタイルが、実際の捜査のよう。ドラマのスタイルが確立されていて安心安全のクオリティ。
この回の音楽、Mr.ChildrenのSign、ゆずの栄光の架橋、柴咲コウのカタチあるものなど知ってる曲ばかりで、音楽入りで聞きたかったと思うばかり。

6話
ラブイズオーバーは差し替えられなくてよかった。
水崎綾女の哀愁漂う歌声がこの回の良さを引き立てていたので、これが差し替えられていたらあまりにも残念だった。
毎熊さんだ。シーズン2、さらにゲストが凄い。すごく男臭い話。

7話
この回こそ酒井雅秋回だと思った。演劇のお話なので。
シーズン2からなのに、このクオリティを維持する波多野貴文監督の力量にあんぐり。
そして、井上芳雄。
才能を現すシーンって様々だと思うが、この井上芳雄の存在感はむしろ怖かった。
演劇の世界の醜さよ。北村有起哉も流石。

8話
私の大好きな女優さん、山田杏奈ちゃん。
これは誰がどう言おうと山田杏奈回。
山田杏奈があまりにも素晴らしい。
当時本当に17歳。
17歳でこの演技するの?出来るの?末恐ろしいわ。
妊娠、中絶、不妊治療。
問題盛り込みまくり。

9話
モノクロ映像をこんなにも放り込んで一つの作品にまとめてあげるのか。成海璃子ちゃんより、小林涼子が素敵過ぎる。
シベリアで何があったのか、どんな酷いことが行われていたのか、分からないからより闇が深い。
誰もが全力で生きようとした。
その中で間違いもあった。
早乙女太一はモノクロの出番だけでも美しい華があった。

10話
途中から挿入されていた若葉竜也と松本穂香のエピソードの完結編。
「あなたの話を聞かせて」
父親役の村上淳、ほんとこういう役多いよなぁと思いながらも、似合ってしまう。
S1に虹郎もいたね。あの回は衝撃だった。
堀内敬子も、問題のあるレストランを思い出した。
どこまで行っても正しいキャスティング。
ありがとう。
ねまる

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