あなたにとっての“愛”の定義とは？
注)Filmarks のジャケ写にあるようなソファで2人がニッコリ笑ってるシーンは本編に存在しません！
おじさん(イケボ)と不遇な人生を歩む同僚女性(IU)が不憫すぎて心削られるドラマ。毎話劇的な展開が用意されてるわけでもないんだけど、丁寧な人物描写にじわじわうるうる🥺『私たちのブルース』が好きな人にオススメ。
なにせ大体1時間10分超え。
初回と最終回は90分の全16話なので結構長い。。それでも、だんだんと謎が明かされるにつれ、同僚女性のジアン(IU)の演技にもグッと惹きつけられました。
以下、ちょっとだけお話に触れる＋主観が入った感想文。
手を繋ぎたい。抱きしめたい。
とかそういうのじゃない愛。
好きだから独り占めしたいっていう、よくある”好き”とも違う。
自分のモノにならなくてもそれでいい。ただただあなたが大丈夫でいてほしい、っていう感情。
私は、これまで出会って付き合って別れた人に幸せでいてほしい、とはそんな思えない心が狭い人間ですが、このおじさんは違うんです。だから周りの人たちに愛されてる。
“好きだ”って伝えたいけど、それができないから。「私は幸せになるし、あなたにも幸せになってほしい。」って伝える登場人物たち。あ〜、そういう愛し方もあるのか、と。
色々印象的なシーンあると思いますが、自分は12話で、ジアンがおじさんたちと夜道を家までみんなで並んで歩くシーンが好きです。ひとりだったジアンが、おじさんの友達たちのやさしさに触れて何かが変わっていく。
あと、ジアンに暴力を振るう幼なじみの闇金男が涙を流すところ。びっくりしたのもそうだけれど、このシーンは自分もなぜだか涙出た🥲アンビバレントな感情を持つ役なんだけど、演技上手いなぁ〜と。
ト社長の俳優は、絶対なんかで観たことある〜とずっとモヤモヤしてたんですが、愛の不時着の耳野郎なんですね💡ギャップが凄い！ワン常務も、本当嫌な奴なんだけど、社長に毎回怒られてシュンとしてるの可哀想(笑)
みなさんのレビュー読んで共感。そして、この作品のよさを観てない人に伝えるのは結構難しい。でも、ぜひ観てほしい。。
ネット情報によると是枝監督と坂本龍一氏も本作がお気に入りらしいです。人物描写に時間をたっぷり割ける韓ドラらしい、骨太な人間ドラマでした✨
