ユーラシア大陸の東西を征服し世界史上最も広大な領土を誇ったモンゴル帝国のその軍事力や政治力などを楽しみに視聴したけど期待とは違い、こちらはタイトル通り元の初代皇帝フビライ・ハンが一族間の妬みや陰謀、諍いを生き抜く事に主題を置いたドラマ。
史実ではチンギスハンの後継者オコデイハンやフビライの兄モンケハンや弟のフラグはかなり有能だったにも関わらず、フビライ補正のあおりを食らってさほど有能には描かれず、モンゴルの都カラコルムを巡る後継者争いのみに焦点を合わせたまま終わってしまいました。
現在の製作費や人材の優秀さを考えれば、本腰入れてモンゴル帝国ドラマを再構築すればかなりの骨太大河ドラマができる気がしますが、漢民族を征服した異民族が主役のドラマをきっと当局がOKしないな。
当時もそのため御家騒動に絞られちゃったのかもしれません。
昨今の清朝モノ自粛令を考えてもあり得る事ですね、残念。
