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傷だらけの天使のyonemakoのレビュー・感想・評価

傷だらけの天使(1974年製作のドラマ)
4.5
テレビドラマが自由を謳歌していた時代の作品で、今から見るとかなり粗削りだけどそこが魅力。「トルコに行ってすっきりする」「中学しか出てないからってバカにするなよ」などの表現は今ではもうNG。この翌年から「前略おふくろ様」が始まって、ショーケンは全く違うキャラクターを演じている。天才だと思う。伝説的な最終回、水谷豊演じるアキラは結構あっさり死んでしまうことが分かった。

樹木希林の最初の夫だった岸田森が岸田今日子と従兄妹だった(いずれも岸田国士の孫)のは最近調べて知った。岸田今日子が座っている籐の椅子は当時大流行した「エマニュエル夫人」から持ってきたものと思う。岸田今日子も抜けるように色が白く肉感的。毎回のゲストも今では故人になった人がほとんど。
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