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監察医 朝顔2のmaroのレビュー・感想・評価

監察医 朝顔2(2020年製作のドラマ)
3.5
2021年日本放送ドラマで面白かった順位:5/8
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

ものすんごく家族感あふれるドラマだった。
最終回のお父さんのスピーチとか泣いたわ。・゜・(ノД`)・゜・。

監察医の話だから、基本は1話完結型で、事件の真相を法医学的観点から究明していくっていうドラマではあった。
でも、日々の業務と並行して、朝顔(上野樹里)と彼女を取り巻く家族の結びつきを描いたエピソードが多いのがこのドラマの特徴で。

今回はシーズン2なんだけど、前作以上にそれを強く感じたなー。
1月に入って、物語の後半に入ったところから、さらに家族の絆を描いていくエピソードが多かったと思う。

娘のつぐみ(加藤柚凪)がいなくなったり、夫の桑原くん(風間俊介)が容疑者扱いされたり、亡くなった母親のものと思われていた歯の真実がやっと解明したり、監察医の仕事以外で気を揉むことが多かった。
それに加えて、祖父の死、父親の認知症など、家族に降りかかる悲しい出来事が辛くてね。。。

もはや監察医としての朝顔よりも、妻として、娘として、孫として、もちろんひとりの女性としてもそうなんだけど、関わる人によってここまで自分の立場が変わるんだなっていうのを、朝顔は背負ってきたんだよね。

でも、彼女は強い。
もちろん傷つくことや辛いことも多かっただろうけど、淡々と自分の身に起こることを受け入れつつ、どの立場にあってもきちんと自分の役目を果たしている朝顔の強さは、この目まぐるしく変わる世の中を生きていく上で、参考にしたいスタンスかもなって感じた。

つぐみ役を演じた加藤柚凪の演技もすごくよかったし、緊張感と癒しがバランスよく入ったドラマでした。

でも、三田村一家殺害事件だけ、ちょっと中途半端な感じだったかな。。。
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