とても良いドラマだった。
最終回のいくつかのシーンで、悲しさの只中にいる主人公たちの目を見れなくなってしまった。映画でもドラマでも、こんなことは初めてだ。
見る前に、映画を見る観客=窃視者であるという論考の紹介を読んでいたからかもしれない。そう、我々観客は、他人の不幸が楽しくて仕方がない、のぞき見趣味の下衆野郎なのである。
このドラマも、実も蓋もない言い方をすれば登場人物たちが様々な困難にぶち当たって四苦八苦するさまをエンタメとして提供している。そんなのを観て「とても良いドラマだった。」なんて書いてる己の阿呆さにあきれるが、そう思ってしまったのだから仕方がない。
固い友情で結ばれていく2人の女性のドラマであり、おそらく誰もが「テルマ＆ルイーズ」を思い起こすだろう。（個人的には、女性2人の友情物語だからといってすぐ「テルマ〜」を想起するのもいかがなものかとは思うが。）あるいは「グレイス＆フランキー」か。いずれにせよ、それらに勝るとも劣らない傑作だ。
