ヤキモキしながら、面白く観終わった。
前シーズン６でもモースが所属する警察署内での人間関係がヒリヒリする展開だったが、本シーズンでは彼の上司であり相棒であり良き友人であるサーズデイとさらに真っ向からぶつかる。もう、そちらばかりにハラハラしてしまい、事件がそっちのけになってしまった。
一話90分前後でシーズンが全三話しかないというBBCドラマでよくあるパターンになった。第一話冒頭からモースの恋路がガッツリ描かれ（自身で監督してるし）、これまでのテイストと異なるものを感じる。しかし例によって、第三話で伏線はちゃんと回収され大円団になり一応スッキリ。本シーズンはまさかの微ホラー風味でジャンプスケアまで出てきて、残念ながら長寿人気シリーズの常、マンネリ打破っぽい感じもした。
同時に本シーズンのモースを見ていると、後の本家「主任警部モース」で描かれた ”尊大で女好きなオヤジキャラ” に次第に寄せていってる感じもする。本家に出てくる一軒家を買い、DIYで次第に内装を整えていく様子は、同時並行でキャラクターの形成を暗示している気がする。
先日ファイナルとなるシーズン９のWOWOWによる日本初オンエア・配信開始が８月下旬と発表された。私はグッとお手頃価格のAmazonプライムビデオチャンネル／シネフィルWOWOWプラスのサブスクなのでシーズン８、９が観られるのはもう少し先になるだろう。
もちろん楽しみだけど、ついに終わってしまうんだあ、というロスもすでに感じ始めている…
■ シーズン8（2024.03.06）
🖥️ シネフィルWOWOWプラス
