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ボイスⅡ 110緊急指令室のmaroのネタバレレビュー・内容・結末

ボイスⅡ 110緊急指令室(2021年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

2019年に放送されたドラマのシーズン2で、
原作は韓国ドラマ。

今期のドラマの中では、最もバイオレンスでアクションシーンが豊富だったと思う。
けっこう人は死にまくってたし、血が出るシーンも多かった。
この時間帯のドラマにしては、なかなかチャレンジング。

ひかり(真木よう子)の異常聴力によって事件解決へと向かう流れは前作通り。
ただ、シーズン2ともなると、もはやそれは当たり前のものとなり、大きなアピールポイントにはなりづらい。
その分、今作は樋口(唐沢寿明)と白塗り男の因縁の対決に寄った作りになっていた印象。

1話完結型のエピソードもあるんだけど、ここで起こる殺人事件の裏では、白塗り男、、、もとい久遠京介(安藤政信)がすべて糸を引いていた。
彼は、母親が学生時代に受けた暴行に対する復讐を、当時の加害者たちに対して行うことを決意していた。
それが久遠の一番の行動動機ではあるものの、虐待していた母親と自分を引き離した樋口にも並々ならぬ想いを抱いている。

樋口はシーズン1で愛する人を失っている。
久遠も母親を亡くし、同じように愛する人を失くしたのに、人を守り続ける樋口の思想が理解できなかった。
その両者の考えの違いが交錯するのが、このドラマの面白いところでもある。

とはいえ、結局樋口が人を助ける理由については、本人も「わからない。ただ人間を信じてる」という答えだったのはやや薄かったかなー。
せめてシーズン1で妻を亡くしたことで、「同じ想いをする人をこれ以上増やしたくない」とかなら納得できるんだけど(笑)

これは連ドラよりも、2時間の映画とかにギュッとまとめた方がもっとテンポよく楽しめた気がする。
白塗り男の正体がわかりそうでネットがざわついた2話〜3話あたりが一番楽しかったけど、それ以降はやや間延びしていた印象だったので。。。
とはいえ、バイオレンスアクションな感じは総じて好きだった。

ちなみに、「ボイス」にかけて、
毎話人気声優さんがゲストとして出ていたらしい。
一部しか気づかなかった(笑)
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