友人が真木よう子さんの胸がでかくて気になるというのを聞いてから真木よう子さんが映ると胸を見るようになってしまった。
真木よう子さんの音を聞き分けるという特殊能力があってのドラマですね。それにしてもあんなに音を聞き分けられると普段の生活するのにも何を聞いても騒音になりそうで辛いだろうな。

前作のカチカチ野郎ほどでは無いが悲惨な背景をバックに樋口警部補の陰のような存在、白塗り野郎との攻防を楽しむ刑事ドラマ。
相変わらず聴覚が異常すぎる滑舌悪し橘室長やまさかの殉職をしてしまう人物などハラハラ感は割とあった。
タイトルのボイスに因み声優さんを毎週ゲストに呼ぶのは面白い。それ以外でもラストだけに登場する趣里さんとか妙に馴染んでた福澤朗さんとかキャスティングは良い。
前作よりも重たく恨みの強い人間がよく出てくるので全体的に暗い印象。犯人の久遠京介も庇ったとはいえ自殺のようになってしまったし悲しい終止符。
おしゃべりメガネの切られた指を取り返すくだりはさて置いて、相変わらず甘く雑な描写が多々あるが見えない展開ばかりで面白かった。

安藤政信演じる白塗り野郎と樋口との戦いがドラマの大きな軸になっていてそこから派生した事件を描く描き方はドラマならではで楽しめた。

そして今作ではどんどん身近な人が傷つけられたり殺されたりしていくので、逆に｢どうせ殺されないだろう｣といった先入観なしに見れたのがとても良かった。