Ayakashd

ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン3のAyakashdのレビュー・感想・評価

5.0
Godspeeed.

もうこのシーズンはJune risingでしょう。ギレアドに対峙すると決めたジューンの迫力たるや…一貫して強くあり、立ち上がるジューンがシーズン3の基軸。

一方のSerenaよ…狡猾で倒錯していて、しかしあくまで賢く…彼女の母性の倒錯ぶりには、胃の辺りがぐるぐるする気持ちになる。消極的な共感と、底知れぬ憎しみが同居するような気持ち。この女…と思いながらも、このひとはこのひとで強く自立してあってほしいとも思い。。こういうひと、どの時代にもいるよな。。それがフェミニズムや、女性の自立を謳う時に難しいポイントだ…

しかしリディアおばのエピソードはちょっと蛇足だったかなぁーー。誓願で描いてくれれば十分なのに、ちょっと長かったし。あとOfmatthewのエピソードももはや瞑想かと思うレベルに沈鬱であったよ…

しかしラストに希望の光を持たせてくれて本当に救われたわ…

とにかくシリーズ通じてこんな国家現れ得ない、と思えないところが怖い。注意して政治を見ておかないと…国会議事堂でテロが起きた瞬間に出国しないといけない。って本気で思うくらい、荒唐無稽なSFには思えない。現に、原作後、数十年経て実際に議事堂襲撃は起きたわけで…あの連中がもし、議事堂を征服していたら?と思うと。ガーディアンたちを見ていて思うけど、これほどまでに女を憎み蔑む男性たちが、現実に統治に必要なだけの量いてもおかしくないよな。と。本当に怖くなるよ。

よっしゃ。続きみるぞ
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