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ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマのdarumaのレビュー・感想・評価

3.8
昔の録画消化シリーズ、2019年7月の単発(前後編)です。「波よ聞いてくれ」の小芝風花ちゃん主演。という事だけ把握して観始めたら、なんと!「月読くんの禁断お夜食」の萩原利久くん×トリンドル玲奈さんがカップル役で出演!!(驚)また時空を超えて繋がってしまった…(観るタイミング!まさかの今期の人だらけ。逆に言うとこの頃から企画してるの…?たまたまか)

序盤は思いっきりNHKよるドラの「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」のパクリじゃん!って感じです。そこにラップ要素を掛け合わせた、というか。ちなみにそちらは2019年冬クール放送(半年前なだけ)なので、本当にパクりなのか企画が被っただけなのかどっちなんだろう…

本作の少し前の時期に世界的にゾンビ映画が流行ったとかあるのでしょうか?ドラマって結構そういう流れがあるように思います。世界の流行を取り入れる的な…?もしかしてカメ止めを意識してるのかな??(本作は実際カメ止めを指してるワードが出てきます)そういえば竹内涼真くんのもゾンビでしたよね?「君と世界が終わる日に」か。あれはもうちょっと後だったかな?

小芝風花ちゃんは波よ聞いてくれでも思いましたが、事務所がかなり制作に噛むタイプなんですかね?同じ方が制作協力になっていた気がします(クレジットに出てるって相当なのかな?と思った。オスカーの会長さんか)。本作は普通に可愛かった!なんか変な方言はたまに喋ってたけど(笑)

ラップに傾倒してしまった彼氏が居て、その彼にラッパーを止めて欲しい主人公(恥ずかしいらしい)、ラストに彼女がラップをするのですが(ここまでは予想通り、そうやって彼女の魅せ場を作りたかったんだよねという制作意図まで見える)、それが!本当に最後の最後、ラップというよりは朗読みたいな感じの謳い上げがあって、めっちゃよかったです!

脚本は渡部亮平さん。映画「哀愁しんでれら」の監督の方です。なんだかんだ言ってまだ観れてない!!「3月のライオン」は脚本だけ(しかも複数メンバーの一人)ですが観ました。結構好きだったような…ドラマだと黒島結菜ちゃん版の「時をかける少女」を観ています。これも好き。「オカンは俺より野球が好き」は確か録画がとってある!また観てみよう。

本作ははっきり言って結構奇天烈系なので、これを観て映画が猛烈に観たくなった…という感じにはなりませんでしたが、ラップの入れ方は絶妙すぎたし、前述のラストは結構良かったし、最初があまりにも「・・・」だったので、上げていく一方だったせいか結構いい感じの印象で終わりました。

演出は豊島圭介監督。観れてないんですけど「妖怪シェアハウス」の前日譚的に受け止めればよいのでしょうか…?(笑)
ちなみに放送後の予告が「べしゃり暮らし」で、ああー!そういえば小芝風花ちゃん出てた、と思った。結構好きだった、あのドラマ。
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