オリジナルシリーズを観たのはすでにこのリミテッド・イベント・シリーズが作られたあとだったけど、それでもあの世界の25年後が描かれることにはそれなりの興奮を覚えたし、FWWMも踏まえて（デヴィッド・ボウイのフッテージも使って！）、こんなに贅沢に時間を使って観られたのはとても楽しかった。
サウンド・デザインをリンチ本人が手掛けていることからもわかる通り、音楽や音の効果がめちゃくちゃキマってた。映像面の特殊効果のチープさはともかく、効果音がこのドラマの空気を作っていることは間違いない。音楽の使い方も楽しくて、銃声かと思うくらいの爆音で「American Woman」がかかるとこなんて超カッコいい。豪華アーティストが毎話たっぷりライブパフォーマンスを見せてくれるのは、演出意図はもはや意味不明だけどこれもまた楽しい。
ストーリーも（細部は？？？だけど）大筋はまぁちゃんと観ればついてはいけるし、第16話のクーパーの覚醒→メインテーマがかかる流れは「こんなベタに胸熱展開やるのか！」と感動してしまった。オリジナルシリーズは正直ちょっと惰性で観てたけど、今回はラストまでずっと興奮しっぱなしでした。お疲れ様でした。
