Kuni

グランメゾン東京のKuniのレビュー・感想・評価

グランメゾン東京(2019年製作のドラマ)
5.0
今までで1番料理が魅力的に見えたドラマ。

厨房でのライブ感漂う料理シーンにワクワク。
納得のいく味を追求する為に、何度も時間をかけて試行錯誤していく料理人は、さながら職人のよう。

お皿に盛られた料理の彩りも鮮やかで芸術的で、美味しそう。
フレンチは、まさに五感で楽しむ料理なんだなと思った。

このドラマの魅力は、すごくバランスが取れているところ。

尾花、倫子、京野、相沢、丹後などのアラフォー組は、過去に挫折を味わいながらも、夢をあきらめない人たち。

かたや、翔平、芹田、萌絵の若手組は、今まさに悩み、迷いながら夢を目指す人たち。

夢を目指すと、家庭や恋との両立が上手くいかないこともある。
夢のある人なら、誰もがぶち当たる悩みは、みんなが共感できる所だと思う。
登場人物に自分を重ね合わせて、毎回涙してました。

最初は破天荒で、嫌な奴と思った尾花。彼なりの優しさで、人を突き放して育てているのがわかり、素敵なリーダーだと思った。

このドラマの魅力の1つに、倫子さんの存在感がある。
強さと弱さを合わせ持ち、見ている人が思わず助けたくなる。
挫折も経験しながら、前向きに頑張る彼女のことばは、いつもまっすぐで、心打たれる。

毎回観ると涙が出て、自分の目指す道を頑張ろうと思える。
私の中では、最近観たドラマで、1番好きな作品になりました。
Kuni

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