シャチ状球体

ケイゾク/特別篇 ~死を契約する呪いの樹のシャチ状球体のレビュー・感想・評価

3.4
物語はドラマ版最終話のエピローグかつ劇場版のプロローグのような構成で、一話完結の殺人事件+ちょっとした伏線が挟まれるコンパクトな内容。その割には95分もあるのでドラマ1話分を無理に引き延ばしたような構造になっているけど、生瀬勝久演じる新人刑事が新しく加入したおかげで退屈になる前に終わってくれる。

今まではシリアスな役柄だった一係の人たちまで何故かコメディリリーフになっていて、ギャグも激増。これらは明らかに尺稼ぎだし、朝倉関連のエピソードも世界観がSPECのような非現実的なものに完全にシフトしてしまった。

エンディングのスタッフロールで流れる映像は本編と違って相変わらず高クオリティで、劇場版の前哨戦としては及第点か……も。
しかし、朝倉は自分の血を浴びせることで相手の意識を乗っ取れるみたいだけど、どうしてこんなB型肝炎みたいな設定にしたんだろう……。
シャチ状球体

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