味噌汁

ケイゾク/特別篇 ~死を契約する呪いの樹の味噌汁のレビュー・感想・評価

4.0
 ドラマ本編から劇場版冒頭までの空白期間を繋ぐスペシャル版。記憶を失った柴田が八王子西署署長として就任した初日に呪いの樹によって恋人を殺害してしまった女子高生と出会うところから始まる。

 新キャラとして生瀬勝久氏演じる京大卒のキャリア組刑事遠山金太郎が出てくるが、コテコテの関西弁と柴田刑事を彷彿とさせる雰囲気を出しながらもしっかり推理ミスするおっちょこちょいさは登場シーン控えめながらもインパクト大で好感をもてる。犯行シーンは連続ドラマでは控えていた人体切断描写を惜しげもなく見せてくれたりと、特別版ならではのサービス満点な演出が多かった。真山が道を歩いてる最中に公衆電話が次々と鳴り始めたり、ホラー描写も以前より迫力あるような無いような気がする。前作ラストで死亡したと思われたアサクラが終盤で復活し気の引く終わり方になっていて、あたかも劇場版ありきで製られているのには少し残念な気もする。しかしスペシャル版の事件の謎と犯人はいつものコンビによって解決されていたので、オチを除けば火サスでやってるような2時間ドラマと同様の感覚で視聴できるのかなと。
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