せん

エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜のせんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒュー・ダンシー目当てに鑑賞。
彼の出番は主に後半メインだったけど、もともと歴史が好きなので全編通して楽しめました。

タイトル通り、あくまでエリザベス女王とその恋人2人の間の愛やら陰謀やらをメインで描いているので、そこにあまり関係ない出来事についてはさらっとしか描かれていない様な…?
前編のスペインとの戦争のくだりとか、有名な演説シーンで盛り上がったのに、そのあと戦争に勝利するシーンはかなりあっさりしててそれで終わり!?となった。

スコットランド女王メアリーとの面会とか、彼女の処刑シーンでの赤い衣装と転げ落ちる首とか、よく本や伝説で語られている描写がしっかりあったのも興味深かった。
(処刑シーン何度か出てくるけどグロいのが苦手な私はちょっとだけ辛かった…)
あとアンジュー公はケイト・ブランシェットの『エリザベス』では軽薄な人物として描かれていた気がするけど、こちらでは割と誠実そうな人物になっていたのも印象的。

で、目当てのヒュー・ダンシーのエセックス伯、とても良かったです😌
ハンサムで野心家で向う見ずな激情家。政治的には結構困った人っぽいけど、それが可愛いと思っちゃう女王の気持ち、すごくわかるわぁ。
アイルランドでの任務を放り出して会いにきた時の「愛してる?」は私だったらノックアウトされてたな…
ダドリーと対照的な最期が悲しい。
せん

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