tanuusagi

アスダル年代記のtanuusagiのレビュー・感想・評価

アスダル年代記(2019年製作のドラマ)
3.6
なにそれーって突っ込みたくなるシーン満載の水物ブロックバスター!って感じを想像して見たんだけど随分違ってました。これもはや「韓国ドラマ」じゃなくて神話系ファンタジー作品なんですね。荻原規子の勾玉三部作(映像作品じゃなくて文学だけど)に熱中した時の気持ちが蘇る壮大な物語で、想定外に結構好みでした。

ソンジュンギって、汚いとか気持ち悪いとか品がないみたいな部分も飄々とやっちゃって、それがなかなかに汚らしかったり芋くさかったりする。
なのにそのくせ別の瞬間には嫋やかだったり無邪気だったり捨てられた子犬みたいだったり、はたまた“俺ハンサムだよな”みたいだったりする。
その振れ幅(というよりむしろその振れ幅への躊躇いのなさ)に吸い寄せられて、私はここしばらくすっかり沼に足とられてるんですが、これ観て更に足とられて、もう腹まで沼の中状態です。

てか15話くらいから「…どうやって回収すんのこれ??」て思ってハラハラしてたけど、これ完結せんのかいっ😭!!

(あとこのチャンドンゴンは山田孝之にしか見えないです😂)
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