このレビューはネタバレを含みます
なにかと欲望を喚起する街-東京をロールプレイングさながら欲しいものをかき集め、なりたい自分を達成しようともがく主人公。
エンディングはまるでオズと魔法使いのよう。必要なものはもうすでに持ってるものだったかもしれないという話(加えて、それは旅(今回で言う上京)をして気づけたことであるため当然無意味ではない)
・地元ではチヤホヤされたのに東京じゃ普通
・女は仕事頑張るか、諦めて定時に上がって合コンでいい男探すかの二つに分かれる(男はそうもいかないか)
・この人と付き合うなら東京じゃなくてよかったかも→合コンにすぐ行く
・産めよ増やせよで実行するのは頭の悪い人ばかり、政治に都合いいからそこに手を加えない
・資本主義のどん詰まり、普通の人がどれだけ頑張っても名家には及ばない
・趣味が映画鑑賞？それは趣味がないってことですよ
いつまでも上を見せられるこの町で、私と似たような強欲な女たちは目の前の幸せに100みたされることはないまま、そのままこれでいいのだと何度も言い聞かせるようにして一歩一歩歩いていくのです。
