本田翼さんが出演してるので見ました。
戦後間もなく、GHQの占領下にあった日本は、放送に関する指導をGHQから受けていた。そこに戦争から戻ってきた新藤(松山ケンイチ)は心が枯れ果てた状態で、退職を希望したが光江(本田翼)や色々な人の思いで復職する。ある日、GHQから歌番組をつくるように指示を出され、様々なアイデアを出し、光江や出演者に協力してもらい大晦日の毎年恒例の国民的歌番組「紅白歌合戦」がつくりあげられた過程の話。
戦後の日本が描かれていた。竹下光江は男女平等の社会を望む強い女性だと感じた。そうした人たちのおかげで男女共同参画社会が出来上がってきたと思います。
新藤は自分たちが戦時中に放送していたものと実際に戦場や、被爆地に行って目の当たりにしたことのギャップに責任を感じていた。放送というものが当時は影響力がとても強いことを改めて感じましたし、今みたいに様々な情報を得る媒体がないため、国民を洗脳しやすい環境だったんだと思いました。
男女対抗にしたことで今までの男尊女卑てきな思想を取り払い、大晦日の晩に行うことで大多数の人が見るというアイデアなどにより戦後の日本と国民に勇気を与える番組が出来上り、今もなお誰もが知る番組になっている。自分も様々なことに対する固定概念を取り払い、新しいアイデアを生み出していくことが、この先楽しく生きていくうえでかなり重要だなと思いました。
戦後を生き抜いた人たちや、その魂を受け継ぐ人たちの努力により今の日本がつくりあげられたということを改めて感じました。