Fitzcarraldo

北の国から '83冬のFitzcarraldoのレビュー・感想・評価

北の国から '83冬(1983年製作のドラマ)
3.1
言わずもがなの倉本聰が生み出した噛めば噛むほど味が出てくる名作スルメドラマのスペシャル版。帰ってきた北の国から。

螢がでかくなってる!
純の背を抜いたか?

孫を愛でるような気持ちで見る。

ちびちび飲みながら、いつまででも見てられるスルメドラマとしてビールのお供に最高のマリアージュをしてくれる。


笹野高史の髪の毛が…まだある!若い!

風吹ジュンは全く変わらないねぇ。いまと同じ顔してんじゃん。相変わらず可愛らしい。


林美智子演じる笠松みどりが博打で拵えた700万円の借金の連帯保証人になっていた五郎。
何も知らずにサインしてあとの祭りに…

これを麓郷の人たち皆の問題として皆で心配して、皆で知恵を絞って五郎を助け合う。

核家族、個人主義が進み、お隣さんの顔も知らないという今の時代に、古き良きものを見せてくれる。

人の借金に、ここまでやってくれるのか…
3密とかぬかしている昨今だが、この麓郷の人たちの密度はどうよ?

これが社会のあるべき姿なのでは?

清吉
「五郎…もう我を張るな。こういう時は助け合うもンだ」

中畑和夫
「返済については俺に考えがある。いまは気にすンな。とにかくこの場はこれでいくんだ」

優しいなぁ…

五郎の元妻、令子が亡くなった時も、ここまでやってあげてよ…


○五郎の家
翌日。
みんな集まっている。

笠智衆演じる松吉
「村は家族も同然じゃないですか!苦しいものはみんなで助けるのが…」


結局、この借金を主軸として今回は終わる。

また孫に会えたという喜びはあるが、物語のハイライトとしては弱い。
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