dxdxd

北の国から '83冬のdxdxdのレビュー・感想・評価

北の国から '83冬(1983年製作のドラマ)
4.1
SPシリーズになってから黒板家の不憫さが加速していく。
700万円の借金の連帯保証人になって、まんまと被ることになるなんていくらなんでも可哀想。
それがよりによって正吉の母ちゃんのみどりだなんて。
ドラマ版で正月純たちが紅白見ようと正吉の家にいったら、家族水入らずで楽しそうにしている正吉と母ちゃんの姿を見て、入るのが憚られ、帰ってしまった名シーンを思い出す。

しかも、何かご都合主義でチャラになったり、解決したりせずあまりに苦々しい。

あと、過去の栄光、思い出にすがる痴呆気味の老人・笠智衆。借金しかないのに「わしの山を売ればいい」とか夢見させるようなことを言うなよ!と言いつつも疎まれる老人の郷土への哀愁、忘れがたき愛が滲み出ていて、単純に糾弾出来ないのが「北の国から」ならではだなと思った。
dxdxd

dxdxd