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北の国から '89帰郷のshunのレビュー・感想・評価

北の国から '89帰郷(1989年製作のドラマ)
5.0
「北の国から'89帰郷」を観終わったわけで

上京していた純の苦しみと帰郷、螢の初恋を中心に描かれます

雪子おばさん一家の家で暮らす純は悪い仲間とつるむようになりあげくの果てには侵害事件にまで発展してしまう。
唯一良かったことはエリとの出会いだと思われ。「愛という名のもとに」に出ていた洞口依子が演じる彼女の優しさが美しい

身も心もボロボロになった純は故郷で馴染みの人たちの温かさに触れ、父親と時間を過ごすうちに今まで気付かなかった彼の強さを知るわけで
なにかと分かりあえていなかった二人が本音で語り合えた風呂のシーン。純の成長が感じられ、感動するわけで
父親と兄二人で娘の恋の噂をしたり後をつけたりするシーンは微笑ましく

一方螢は毎日旭川に通う電車で会う勇次と恋に落ちる。予備校に通う彼と旭川に引っ越すことになった螢、いずれくるとは分かっていても別れのシーンは辛いわけで
長渕剛の「乾杯」が流れるなか、母を送った時のように必死に列車を追いかける螢の姿に涙が止まらない。シリーズ観た中で今までで一番泣いたと思われ

終盤、ラジオを通じてれいと純が再会。前作で別れたときよりも少し大人になった二人なわけで

子ども二人が富良野を離れ、一人残った五郎は中畑のおじさんと酒を飲む。心の底から喜んで二人の自慢話を続ける五郎の姿になんとも胸が苦しくなるわけで
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