このレビューはネタバレを含みます
純くんが汚れてしまった円山町のホテルは、今も残っていて、村川透の『白い指の戯れ』はそこでみた
初体験のドキドキとタロジロの生還(南極物語)という付け合わせがとても良い。そして、深刻な話とSAY YESという食べ合わせも良い。そうか、『101回目のプロポーズ』の時かと感慨深いものがあり。
自衛隊に入った正吉との再会は、『親密さ』で、兄の為に出兵を選んだ劇団員の仲間との再会に通じていて、やはりその邂逅は列車であった事なども同じ。濱竜あのシーン好きだったけど、正吉版には歳月という比類ないパワーがある。