whochanmisaki

危機一髪!プンニョンマンションのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

3.5
3月23日視聴開始GYAO!にて全20話。
6話まで視聴。いやあ、面白い。掘り出し物。
サスペンス・ラブコメディと謳われていたが、今のところブラック・コメディの趣き。

イ・ボヨンとシン・ハギュンのラブコメが楽しいのはもちろんだけど、202号室の示談屋ペク・ユンシクの家族にまつわるエピソードがわたしのツボにドハマり。
ペク・ユンシクさん、初めて見たけど、役所広司か田村高廣の上位互換みたいな顔で怪演、存在感抜群。序盤でファンになってしまった。
その妻メジャ役のムン・ヒギョン、むちむちの熟女。人懐こくて色気があって、昔の恋人メガネ屋との浮気現場のドタバタや大腸がん騒動に爆笑。
娘ソンイ役のカン・ビョルは夏菜に似ていて、演技もうまく、ちょっとエロくて見ているだけで幸せ気分。学校の成績改竄やバイク騒動や兄弟中古車にパク代理としてバイトするエピソードに爆笑。

「兄弟中古車」の兄サングンを見てびっくり、「福寿草」のパク・チャンド刑事だ。あのときはイ・ユリを追い詰める悪徳刑事で登場して怖かったけど、ぼこぼこにやられた後は愛すべき駄目キャラに変わったっけ。今回は最初から気の小さいドジだけどイイヤツみたい。
弟ソグンは島田紳助氏を太らせてマッチョにしたような顔、意外と純情。

本当のテーマは、シン・ハギュンの父親の遺産をめぐるサスペンスみたいだけど、今のところそれはどうでもよくて、ぶっ飛んだドタバタを楽しんでいます。ホン・マダム(「かくれんぼ」でイ・ユリの養母だった人だ、こんなに魅力的な方だったとは)とメガネ屋の妻のお色気や美脚も眼福。

8話あたりから停滞気味のところもあったが、示談屋の妻メジャの浮気騒動やその娘ソンイのエレベーター閉じ込めトイレ騒動、自動車オイル塗れでシャワー中に停電騒動などで楽しむことができた。

12話あたりから、金塊を巡るメインテーマが本格的に動き出した。が、前半のぶっ飛んだ明るく軽妙な調子から、シリアスで暗い調子に変わってわたしはあまり乗れなかった。テチョン役のペク・ユンシクさんのお蔭で最後まで楽しむことはできたが、最終回とか、シン・ハギュンとイ・ボヨンにもっともっとドタバタ大暴れしてほしかった。金塊の顛末もうやむやだし。

コメディタッチの前半は4.2
サスペンスメインの後半は3.0
3月26日視聴完了
whochanmisaki

whochanmisaki