うらぬす

チェルノブイリのうらぬすのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.2
もっと硬派で取っつきにくい作品かと思いきや、バディもの的な要素があったり(無知と傲慢の権化のような政治家と、彼が嫌う科学者の間に絆が生まれていく)、動員される一兵士の苦悩にも寄り添う制作陣の姿勢が感じられたりして、しっかりと血の通ったドラマだった。無論、事故の悲惨さや腐敗して機能不全に陥った体制の恐ろしさを伝えるという点で物語の力も凄まじく、もっと早く観るべきだったと思わざるを得ない。