うなぎネコ

チェルノブイリのうなぎネコのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.4
大林宣彦監督の言葉「映画は、風化しないジャーナリズムだ」
映画ではないけど、これはまさに風化しないジャーナリズム!
地球人、特に日本人は必見のドラマ。

どこまで実話が分かりません。
でも、あの事故は紛れもない事実。
たくさんの人に、生き物に、大地に被害があり
終息まで何万年もかかる。

小さな子供だったけど覚えてる。
得体の知れないソ連という国と、見えない毒が世界に広がる恐怖。
今、「反原発」=「ブサヨ」的なイメージない?
忌野清志郎も、多くの欧州人も
チェルノブイリを経て、反原発に目覚めたよね。

都市伝説だけど、世界の終末を描いた「黙示録」
7人の天使がラッパで「世界の終末」を告げるんだけど
3番目の天使で言及される「ニガヨモギ」。
チェルノブイリの語源は「ニガヨモギ」と言われている…(震)

命がけで「仕事」を全うした方たちは「英雄」だと思う。
でも、チェルノブイリにヴィランもヒーローもいない。
権力や保身や慢心、ムラがあるのが人間。
原子力…人間にはコントロールできない力なんじゃないかな。
子供達や、未来の人、動物や地球を損壊してまで
多くの国が、この力に固執するのは何故なのか?
簡単ですね、「脅威」。自らも滅ぼす程の力。

HIROSHIMAやFUKUSHIMAは何番目の天使なんだろう。
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